ホームセンタージョイが本業の好調さから、業種拡大に手を出した。
食品販売、リサイクル、そして100円ショップ。ダイソー、キャンドゥなどの大手が県内進出をし、
稼ぎまくっているのを指をくわえてみているわけにはいかないとの判断であったのだろう。
ヤマザワの斜め向かい
消費税の加算で「ジャスト」の支払いでは済まなかった
本来は100円ちょうど=ジャスト の意味だったのであろうが消費税が外税から
含み表示に変わり、105円と表示せねばならなくなった。もう、「ジャスト」ではない。
結果的にはジョイの本業以外の経営は失敗であった。各地に展開したジャストは
次々と閉店。食品取り扱いの店舗も減った。リサイクル店もつぶれてしまい、多角経営の
難しさを露呈した。なにせ、リサイクル店で汚い中古で売っているものが、ジョイで売っている
新品より高い値付けだったという場合さえ有ったのである。素人経営であったのだろう。
来て見てビックリ! 店内はカラッポ
無念の撤退
ジャストの跡には皮肉なことに同業のセリエという100円ショップが入った。
電動歯ブラシや、電球型蛍光灯、充電式電池や充電器など、
ジャストが100円では売ることが出来なかったようなものまで仕入れ、
現在でも繁盛している。斜め向かいのヤマザワに入っているキャンドゥも
好調を維持しているようだ。専門的経営のノウハウを持つ業者に対してジャストは非力であった。
ジャスト上山店 2004年閉店