北作、畑谷、簗沢の合成地区名である作谷沢には昭和61〜62年まで木造の小中学校校舎があった。
現在では校舎本体は鉄筋のモダンなものに置き換わってしまっているが、体育館のみはまだ残存していた。
雪に埋もれるグランドの向こう
重い積雪に耐え続けて数十年
入口
内部は倉庫になっていた
天井の梁組み
壁面の様子
ステージ脇に校歌額と学校目標
ステージ(壇)全景
かつてはここで何度も入学式、卒業式が繰り返され喜びと涙に満ちた光景があったことであろう。
また、ここは走り、跳び、汗を流す場所でもあった。
この学校の出身者には忘れられない想いが染みついている場所であるに違いない。例え倉庫に姿を変えたにしても、
当時の光景を彷彿とさせるに充分な空気が、まだここには残っていた。
卒業記念作品の数々
あと何年風雪に耐えられるだろう
木造に雪がよく似合う
現役を引退してなお学校の片隅から子供達を見守り続ける御老体は、
雪の重さに苦労しながらも精一杯余生を楽しんでいるかのようであった。
作谷沢小学校 旧体育館(講堂)
作谷沢中学校舎(1985年頃)