アミューズメントコスモエース/北海道楽

 

 

 

 

山形大学医学部附属病院近くにあったゲームセンター。神奈川、埼玉、栃木、福島、宮城にも系列店が

点在していたようだが山形県では山形市飯田西のこの店が唯一のものだったようだ。山形大医学部や

芸工大の学生が多く住む他、周辺の急速な住宅地化で一時は大いに流行ったようであった。

 

 

   

 

   

 

ゲームマシンのアイディアは行き着くところまで来た感じで、中には生きた伊勢エビを

つかみ取るクレーンゲームまで登場する有様だったが、生物虐待という批判やゲームセンター内での

管理が難しかったことなどから、短期間でそれらの奇抜な機器類は姿を消した。

 

プリクラの類は安定した人気を保っていたようだったが、他の機種は出ては消えの繰り返しで

設備投資額もバカにならなかったようである。100円玉をちょびちょび集めたところで機械代を

償却するまで何年掛かるだろうというような、どう考えても採算のとれ無さそうな立派な機器が

林立する中、客の姿は乏しくなりデモの画像や音だけがむなしく響くようになっていった。

 

 

   

 

   

客の姿もまばらな店内

 

よくいわれるように学生が自由に出来る金銭は携帯電話等の通信費に

吸い取られているのであろう。また、家庭用のゲーム機が格段の進化を

見せたこともゲームセンターの衰退に影響したと思われる。

 

 

 

 

  

医学部付属病院に続く道

 

実はこの通りを挟んだ向かい側にももう一つゲームセンターがあり、しばらく

共存していた。「BUZZ」という名前だったように思うが現在は住宅になっている。

 

 

 

 

   

隣接する 北海道楽

 

この建物は最初「ステーキ宮」として開店し、安価な洋食店として親しまれていた。

その後、何度か店名が入れ替わったが経営母体は同じらしかった。

火災を起こしたことがあり存続が危ぶまれることもあったものの

建物はそのまま小改築程度で使えたようであった。

 

しかし、「北海道楽」もまた看板を下ろし、今後どうなるのかは不明である。(2008.8現在)

 

 

 

 

 

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