加茂水族館
竜宮城を模したような外観
昭和5年(1930)に現在の加茂水産高校の場所に設立。有志組合の資本による。
約15年の営業を経て、昭和19年には戦争への協力として海軍に徴用、訓練場として使われた。
戦後の昭和21年には建物を県立水産高等学校(加茂水産)に譲渡。昭和28年に加茂町に返還された。
以後、この建物は昭和62年まで加茂水産高校の校舎として使われる。
画像はすべて移転前の旧水族館のものである。
昭和39年に、水族館は現在地に移転し、鶴岡市の経営で営業開始。しかし、目玉展示もなかったことから経営は振るわない。
昭和42年に市が加茂水族館を売却したが、昭和46年には買った会社の経営が不振に陥り全職員が解雇。
その後、再び鶴岡市の所有となり紆余曲折を経てクラゲの展示に行きついて、復活の道を見つけた。
さまざまな形の水槽
展示も食堂も、この時代のほうが余裕があり、品格も感じられるものである。
水族館が比較的裕福な人々の社交場だったことがうかがわれる。
奥に円形水槽が見える
昭和39年(1964)に新設された建物も旧態化し、平成25年(2013)で営業終了。
次の建物は平成26年からの営業となる。
昭和5~62年まで現存 以後取り壊し