長崎屋天童店
以前、山形市の七日町にあった長崎屋は、大沼デパート、丸久、緑屋、などに加え、ジャスコがオープンしたことによる
過当競争を嫌い、新天地を求めて昭和55年、当時大店舗の無かった天童に移転した。天童市民には大いに歓迎され、大繁盛を
していた。しかしここでも東根ジャスコの追撃を受け、東根以北の客を失うこととなった。近年では発展めざましい新商業地区
ららパークの直撃を受けて苦戦していた。それでなくても長崎屋の本体の経営が傾いていたため惜しまれつつも2002年2月、営業を終了した。
屋外 / 1F
店じまいの看板 幟が店内外を覆う
食料品 茶 洋品などの売場の様子
閉店セール中であるのに客は少なく、店員と同数程度であった。館内全体に閉店やむなしの
空気が漂っている感じがした。系列店舗が他県にまだあるため、在庫品を思い切って投げ売り
せずに他に回す都合もあったのだろう。割引が2割にとどまっていた。したがって少ないながら
訪れていた客でさえ、積極的に買い物をしている様子は見られなかった。