JRが国鉄であった頃、山形駅は子供にとって、心躍る場所であった。「ステーションデパート」の屋上には懐かしい思い出を
持っているかたも多いに違いない。しかし、山形新幹線開通に合わせ、駅舎も駅西もその姿を大きく変えた。立派ではあるが、
どこかよそよそしい街になってしまったような感じがするのはなぜだろう。
現状と当時が違いすぎ、場所の見当がつきにくいので記号で示す。
山形駅正面
国鉄の手を離れてからは駅舎の広告は大きくなった
駅名 駅南にあった壁 (A)
「あけぼの」がボヤを出し、苦にした女将さんが自殺するという悲劇もあった。(B)
スタンドの向こうに駅前交番(C) 巨大ガス球は今はない(D)
山形ガス事務所(E)
駅北側.現在は立体駐車、駐輪場(F)
上の写真のカラー版(冬の様子)
山形駅の北側は、現在でこそ駐車ビルの建つ現代的な空間となっているが、当時は時代に取り残されたような場所だった。
今では考えられないことになってしまったが、それこそ蝉やコオロギの鳴く樹木や草藪が山形駅のすぐ横に有ったのである。
鉄道病院前からダイヤモンドホテルを望む(G) 城南陸橋脇の酒店 椹屋本店 その後コンビニになった(H)
軒下に煙草「CHERRY」の立体看板がある
今は駅西側にソラリスという総合映画館が出来ているが、当時も画像に見るように映画館「駅前ロマン」があった。
内容は館名が示すように、もっぱら成人映画専門のものであった。
1990年頃の山形駅前(I) 喫茶店明治パーラーは 老若男女に人気の店だった
篠田病院側から駅側を望む (J) 篠田病院側の様子
城南陸橋より夜景
駅舎撤去
ミニ新幹線を迎えるにあたり、2階建ての地味な駅舎の存在は許されなかったようだ。