八日町から五日町踏切へ向かうクランクの所にある、全く目立たない建物。暖簾も看板も
見あたらないが、意外にもそれは銭湯。しかもずっと昔からそこにあった。
菓子一屋の隣 踏切方面から東を望んで
よく見れば建物の背後に煙突がある。しかし、それでもこの建物は銭湯には見えない。
見かけは全くの民家である
外見からここが現役の銭湯である様子は窺えない
よくよく見ると看板であることがわかる
これが看板であることに気づいたとしても、廃業して久しいものと判断するのが普通であろう。
「みどり湯」と書いてあったものが読みとりにくいほど色褪せている。
クランク道方面を望む
白熱電球の光が似合う
これといって存在感の無い建物も、夕暮れ時、あかりが灯ると俄然活きてくる。
相変わらず外から見て銭湯だとわかるわけでもないが、昼のように廃れた感じがしない。
暖簾は出ないがこれで営業中
看板も一応点灯
映画「千と千尋の神隠し」にもあったように、銭湯が活きてくるのはやはり日没後の時間である。
のれんをくぐる、といきたいところだが暖簾がないので引き戸を開けて中に入る。